- こうせん
- I
こうせん【交戦】戦いを交えること。 互いに武力をもって戦闘行為をすること。II
「隣国と~する」
こうせん【交線】〔数〕 空間における二平面が, ただ一つの直線のみ共有するときのその直線。 また, 曲面の交わりの曲線。IIIこうせん【光線】(1)ひかり。 さしてくるひかり。「太陽~」「~の具合が悪い」
(2)光が進行する経路・方向を表す線。 均質な媒質では直線となる。IVこうせん【公船】(1)公用に供する船舶。(2)国際法上, 国家の管理の下にある船舶。 外国領海では, 治外法権を有する。 軍事・警察・税関用の船舶の類。⇔ 私船Vこうせん【公賤】⇒ 官賤VIこうせん【公選】任命や委嘱によらず, 人々の投票によって選任すること。 特に国会議員や地方公共団体議会の議員およびその長を選挙で選出すること。 民選。VII「~制」「人民の~せる九名の行政官/経国美談(竜渓)」
こうせん【功銭】(1)奈良・平安時代, 諸官司の雇夫に対して銭貨で支払われる手間賃。(2)鎌倉時代, 幕府の家人などが任官したとき, 官に献上する金銭。VIIIこうせん【勾践】(?-前465) 中国, 春秋時代の越の王。 呉王闔閭(コウリヨ)を敗死させたが, その子夫差と会稽山(カイケイザン)に戦って敗れた。 のち范蠡(ハンレイ)らの援助の下に富国強兵に努め, 呉を滅ぼして覇者となった。→ 臥薪嘗胆→ 会稽の恥IXこうせん【口銭】取引の仲立ちをした仲介手数料。Xこうせん【好戦】戦いを好むこと。 すぐに武力を用いようとすること。XI「~的風潮」
こうせん【工専】旧制の「工業専門学校」の略。XIIこうせん【工船】(1)漁獲物を船内で缶詰・魚油などに加工するための設備をもった船。「蟹~」
(2)工作船。XIIIこうせん【工銭】工作・加工の手間賃。 工賃。XIVこうせん【広宣】伝え広めること。 特に, 仏法を広く行きわたらせること。XV「~流布の時/謡曲・身延」
こうせん【後先】おくれることと先んじること。 あとさき。 前後。 先後。XVI「~を争う」
こうせん【抗戦】抵抗して戦うこと。XVII「徹底~を主張する」「独立の為に~すべし/経国美談(竜渓)」
こうせん【攻戦】攻め戦うこと。 また, いくさ。 戦争。XVIIIこうせん【洪繊】〔「洪」は大, 「繊」は小の意〕大きいものと小さいもの。 大きいことと小さいこと。 大小。XIX「濃淡の陰, ~の線(スジ)を見出しかねる/草枕(漱石)」
こうせん【腔綫・腔線】⇒ ライフルXXこうせん【鉱泉】鉱物成分・ガス・放射性物質などを一定量以上含んでいる湧き水の総称。 一般に, 水温摂氏二五度以上のものを温泉, 未満のものを冷泉とする。 狭義には冷泉をいう。→ 温泉XXIこうせん【鋼線】鋼鉄の針金やロープ。XXIIこうせん【香煎】(1)「麦こがし」に同じ。(2)米・麦などの穀類を煎(イ)ってひいた粉に, シソ・陳皮などを加えたもの。 白湯(サユ)にといて飲む。 こがし。XXIIIこうせん【香銭】仏前に供える金銭。 香料。 香典。XXIVこうせん【香饌】僧や貧者へのほどこし。 施物(セモツ)。XXVこうせん【高専】「高等専門学校」の略。XXVIこうせん【黄泉】(1)〔孟子(滕文公下)〕地中の泉。(2)地面の下にあり, 死者が行くといわれている所。 冥土(メイド)。 よみじ。XXVIIこうせん【黄筌】(?-965) 中国, 五代の画家。 勾勒(コウロク)画法を創始。→ 黄氏体
Japanese explanatory dictionaries. 2013.